ルールはルールだ 漫画の仕切り絵が大幅増量の巻
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夜も更けたある日。パソコンのclip studio paint EXの画面を見ながら、 ちーぱか「かぴ……これはまずいんじゃないの?」と心配する。 かぴ「いや、これで良い」少し考え込むが、 ちーぱか「でも、これじゃぁ」と反論。最終的にかぴが「これで!いい!」と強く言い切る。
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かぴは両手を広げ天を仰ぎながら「たとえ!仕切り絵が!本編と同じ量になったとしても!これで良い!」と力強く宣言する。 ちーぱかは驚いて「ホントに?!」と懐疑の目を向ける。
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ちーぱか「でもさ、本編と仕切り絵が同じ枚数とか見たことないよ」 かぴ「かぴちゃんも見たことないよ、そんなの!」「がっかり海老天と同じやん!」それなら修正しようと提案するちーぱかを、かぴが遮り かぴ「わかっとるよ!わかっとるけどルールなんよ?!」と主張。 ちーぱか「ルール…?」
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かぴ「そう!ルール!漫画のルール!漫画を作る上で仕切り絵が入るルールがあるやん!」 ちーぱか「あぁ!!漫画は必ず左ページ始まりだよね」 かぴが何かを示すように「それ!」「もし左ページで話が終われば1仕切り絵」「右ページで終われば2仕切り絵…」 ちーぱかは少し考えて、何かに気がつく。
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ちーぱか「なるほど。5巻は2ページで終わる話がたくさんあるからー⋯」 かぴ「その通り。1話ごとに2仕切り絵を入れることになる」 納得しかけるが、ちーぱかは疑問を呈す。 ちーぱか「なるほ・・・ど?」「いやでもさぁ…それって1話10ページ以上の場合でしょ?短い漫画の場合は仕方がないんじゃないの?」
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かぴは目を閉じしばらく考え、静かに目を開く。 かぴ「じつに、まさに、たしかに」「巷の漫画家さんも仕切り絵は挿れたり挿れてなかったり、ラジバンダリしてる⋯。ぶっちゃけ、どうでもいいかもしれん。」仕切り絵についての考えを語るかぴ。しかし続けて、 かぴ「でもぉ~これがぁ~」 ちーぱかは固唾をのんで見守る。
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かぴ「漫画のルールだから!」「ルールを曲げるならルールを作る意味がないからぁ!ルールに沿うのがルールに従う者のあるべき姿だからぁ!」「ルールはルールだ!」その後ろには、幻影のように『弱虫ペダル』の福富寿一が同調するように叫んでいる。
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かぴ「あと、臨機応変は事故(ミス)の元なんよ!ページが抜けたり、飛んだり、わからんくなるし!」 ちーぱか「⋯まぁ~⋯たしかに⋯」 こうして、かぴぐらし4巻からは仕切り絵が大増量されることに。 「ルールはルールだ」とこだわったばかりに、ネタ出しに苦しむかぴ。
かぴは、いつも妙なこだわりで自爆するタイプです。かぴぐらし3rd 4巻はこちらから無料で読めます!











